友莉〜yu-ri〜の価値

友莉~yu-ri~では、今治タオルの製造に対し、糸や使用する機械、仕上げや検品など、一つひとつの工程に細心の注意を払っております。

1. 糸について

友莉~yu-ri~では、より質の高い今治タオルを製造できるよう、糸についても強いこだわりを持っております。

通常であれば、タオルを製造する際に使う糸は繊維工場で加工を行います。しかし友莉~yu-ri~ではその工程を自社で行い、1本1本並べてまとめる作業も欠かせません。のりづけについても量を少なめに調節し、最終的にタオルの品質を高く保てるようにしています。

このようなこだわりを活かして作られた今治タオルは、肌触りが柔らかい形で仕上り、吸水性にも優れているために長持ちするというメリットもあります。最高品質のタオルができるよう、細かな工程についても妥協をしないことが友莉~yu-ri~のモットーです。

2. 奥井式整経機を使用した製造

奥井式整経機とは、糸を1本ずつまとめて巻き取り、本数をまとめる機械です。この機械は良質なタオルや布製品を製造するのに非常に役立ちますが、導入している企業は非常に少なく、100以上あるタオルメーカーでも3割ほどの導入率だとされています。

友莉~yu-ri~では奥井式整経機を導入し、高品質なタオルの製造に役立てています。使用する機械にも妥協を惜しまないためか、「タオルの肌への触れ方がとても柔らかく、使っていて心地よい」と喜ばれるお客さまが多いです。

3. 織り方について(ジャガード)

まずジャカード生地とは、最初から生地に模様やデザインが織り込まれた状態の生地のことです。主に高級な衣類やカーテンなどでよく見られる織り方でもあります。

ジャカード織りはタオル生地も応用でき、取り入れることでより厚みと立体感がある仕上がりになります。また模様も作りやすくなり、表現の幅が広がることもジャカード織りのメリットです。商品の丈夫さとバリエーションの広さを確かなものにするために、ジャカード織りが非常に役立っています。

4. 仕上げ工程

一般的にタオルを製造する際には、1枚の大きく長い布を適切な長さに合わせて切り、端を縫い付けて完成させる形が取られています。切られる前のタオルは非常に長いこともあり、ほとんどのタオルメーカーでは切る工程を外注するケースが多いです。しかし友莉~yu-ri~ではこの工程を外注せず、自社で手作業にて行っています。

タオルを製造するための仕上げともいえる工程まで、自分たちで手作業にて行うことにより、一つひとつの工程を納得できるような形で進められるようになります。また外注を利用した場合の移動や搬送時に起こる、タオルへの傷つきが防げ、タオルの品質が下がるという問題も起こりません。結果、品質においても安全面においても満足していただけるタオルが完成します。

5. 検品方法

高品質なタオルを完成させるには、安全面での配慮も必要不可欠です。その重要性を深く理解し、友莉~yu-ri~では金属探知機を使い、鉄粉や細かなゴミなどの異物が混入していないかを入念に確認しています。探知機も品質に優れているものを使い、お客さまに心から安心してタオルを使用していただけるようにしています。

探知機での検品に加え、友莉~yu-ri~では目視での確認も欠かせません。2重の検査を行うことで、安全性がより確かなものになります。肌や体に直接触れるタオルだからこそ、最後の工程にも高い意識を注いでいます。

6. 品質検査報告書

友莉~yu-ri~でのタオル製造では一つひとつの作業すべてに強いこだわりを持っておりますが、より皆さまに安心して使っていただけるための証として、品質検査報告書の基準にも合格していることをお知らせいたします。

今治タオルは今や国内のみならず海外でも注目を集める最高品質のタオルとして知られていますが、すべてのタオルが今治タオルと名乗れるわけではありません。公的な機関から厳しい検査を受け、合格したことを条件に、今治タオルとして皆さまにお届けできる流れとなります。検査基準は吸水性や脱毛率、パイル保持性、耐光や洗濯・汗、摩擦への耐性、全体的な強さなど、合計12個の項目があり、合格することは決して簡単なことではありません。

友莉~yu-ri~ではすべての基準に合格し、品質・安全面において優秀なタオルを製造しているとの認定を受けていますので、今治タオルを使用される皆さまに心から安心し、喜んでいただけると信じています。